teachersメンバー(教員)
メンバー(教員)を紹介をいたします

小林 潤

小林
資格 医師 医学博士
国際保健で興味ある分野 学校保健、僻地保健、マラリア対策、エイズ対策、看護人材、難民移民、
保健政策
他で関心のある分野 環境と保健
他好きなこと サーフィン

パーソナルヒストリー

 琉球大学医学部卒後、2001年まで同大学教官として勤務。その間、ブラジルで2年のJICA専門家経験ののち、ラオス国プライマリーヘルスケア専門家で3年滞在後、マラリア対策アドバイザーとして3年間・青年海外協力隊とのタイアップ事業を成功させた。ラオス国政府からはマラリア患者の減少への貢献によって労働功労勲3等を受ける。その後もラオス国に対して、政策に反映し且つ現地の人材育成に資する研究事業を現在まで継続して推進している。
 2001年からは国立国際医療研究センター国際医療協力部に移り、東南アジア、西アフリカ各国にて国際協力・研究活動を推進した。特に橋本イニシアチブ事業に参画して世界の学校保健普及と推進に貢献した。2010年には国際学校保健コンソーシャムを結成し、日本のシンクタンクとして世界のパートナーとタイアップして開発途上国の学校保健政策立案、実施、評価についての支援を行っている。2008年にはミャンマーの難民保健医療を支援するNGO「メータオクリニック支援の会(JAM)」を立ち上げ、草の根の国際協力も実践している。
 2013年より琉球大学医学部保健学科国際地域保健学教室教授。現在は地球の持続的発展に資する保健開発戦略策定をテーマに研究を推進中。また実践と研究両方の視野を持つ国際保健分野若手人材育成を目指して教室キャパシティーの強化を内外連携のもと諮っている。ラオス、フィリピン、インドネシアを中心に東南アジアでの研究と実践を中心に、アフリカにおいても研究事業を展開している。2017年よりJICA沖縄の保健分野課題別研修(母子保健、感染症対策、公衆衛生計画、生活習慣病対策)年7-8コースをTAネットワーキングと協力して運営、低中所得国の行政官の人材育成をはかりながら、大学院生の参加を可能とし実践的教育の場として提供している。2020年にはラオスにおいて、JICA草の根プロジェクト(女性のエンパワメントによる母子保健強化)を開始予定。アジア太平洋でのアイランドヘルスに着目し、グアム大学との連携による研究を開始予定。
2008- Technical Advisor Partnership for Child Development, UK
2008ー NPO法人メータオクリニック支援の会 代表理事
2011- Chair, Japanese Consortium for Global School Health Research 
2016ー フィリピン大学公衆衛生学部客員教授
2019- 大阪大学ユネスコチェア:Global Health and Education 外部委員
2018- 琉球大学ラオス拠点・拠点長
2020- ラオス保健研究コンソーシャム(JC-LAO)代表
2020- 琉球大学島嶼地域科学研究所併任

受賞
November 1999   Labor 3rd order of Merit  (Lao PDR)
October 2002  研究奨励賞、日本熱帯医学会
March 2013       大山健康財団奨励賞
April 2016         Zero Malaria Award, No More Malaria Japan
Nov 2017         相川正道賞、日本熱帯医学会

メッセージ

国際保健の仕事を始めて30年が過ぎましたが、後悔したことはありません。
いろいろな国でいろいろな出会いが待っていますよ。