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ラオス貧困・僻地保健強化プロジェクト

 ラオス国の貧困僻地指定郡であるサバナケット県セポン郡をパイロット地域に、地域保健研究を実施しています。また同時にアジア保健教育基金(AHEF)の支援にて同時に地域保健強化と住民への保健サービス事業を展開しています。この地域は少数民族が居住する地域でラオス族と比較すると5歳未満死亡率もかなり高いと推定されており、独自の文化や社会が色濃い地域です。ベトナムとの国境地域に接し、郡を貫くアジアンハイウエーも開通して10年ほどたち、近年鉱山開発やゴム園の増設なども目立ち、住民の生業転換も急速に起こっている地域です。これらの地域で携帯電話をつかって、住民から選出される村落保健ワーカーと保健センターのコミュニケーションを強化して、バイタルイベント等の報告を劇的に改善させることに成功しています。また郡保健局や保健センターのスタッフの現任教育強化に取り組み保健人材マネージメント研究にも取り組んできています。さらに現在これらの経験を基盤に母子保健・マラリア対策なのどの地域保健研究を展開しています。
 

    セポン郡ヘルスセンタースタッフと

   母親への聞き取りをする西本研究員

母子保健研究

 国際地域保健教室ではラオス保健省公衆衛生研究所、ラオス保健科学大学看護科学部協力し、母子保健に関する研究を開始します。対象地域であるサバナケット県セポン郡は、山岳民族が住民の75%を占めています。また他地域と比べ、村落保健ボランティアの男性割合が非常に高く、ジェンダーに関して社会文化的影響の濃い地域となっています。現在5歳未満児死亡率や妊産婦死亡率の高いラオスでは、母子保健サービスの促進が課題となっているため、出産前後のみならず、産前産後ケア、さらに女性自らの参加型学習なども視野に入れ、研究を進めていく予定です。

 

特定非営利活動法人  アジア保健教育基金

 小林教授は、アジア保健教育基金のラオス担当理事を務めています。

 本基金は、支援を必要とするアジアの人々を対象に、各地域での現地調査に基き、行政機関等との連携の下に、医療施設及び学校を始めとする教育環境の整備に必要な資金、在職訓練費用や学資等の提供を通じて、主として保健・衛生・看護・医療に携わる人材の育成に必要な協力と提言を行い、人々の保健・教育面での自立的発展に寄与することを目的とした活動を行っています。

リンク <http://www.ahef.jp/