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タイ ミャンマー人移民労働者の医療受診行動とソーシャルサポートに関する研究 調査実施報告

チェンマイ大学看護学部ウィパダ学部長、ターク県労働局の協力の下、タイ国ターク県メソトにおいて7ヵ月間の本調査を実施しました。
ミャンマーと国境を接するメソトには、ミャンマー人移民が働く工場が300ヶ所以上あります。その内、条件を満たした8ヶ所の工場を選定し、そこで働くミャンマー人移民労働者268名にアンケート調査を行いました。

 
                    工場内での調査の様子

移民を対象とした今回の調査では、研究倫理や工場、対象者の選定において多くの困難に直面しました。移民の制度が整いつつあるものの、現場では不透明な部分もまだ多く、試行錯誤を重ねながらの調査となりました。しかし、見えにくいことだからこそ、得られた結果は貴重であり、意義のある研究なのだと、調査を通じて改めて実感することができました。また、世界基準であるタイの研究プロセスをひとつひとつ経験できたことは、修士学生としてとても大きな学びとなりました。(博士課程前期 前川)