reportラオス国保健研究強化(報告)
活動報告です

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博士後期課程のクレド氏が国際学会でホスター発表で表彰を受けました。

琉球大学保健学研究科はアジア太平洋公衆衛生学術コンソーシアムのメンバー校として一定の役割を示してきており、毎年大学院生や教官の発表を行ってきています。今年は2022922日から23日において、保健学研究科と長年の協力関係にあるフィリピン大学公衆衛生学部が主催で開催されました。この中で、JICA大学院連携プログラムの留学生で保健学研究科博士後期課程のクレド氏が、ラオスの母子保健研究プロジェクトでの成果をポスター発表で3位になり表彰を受けました。これは複数の査読者が、研究の質、学術的・社会的意義、ポスターのデザイン等を総合的に評価した結果です。発表タイトルは“Sociodemographic and economic inequalities in access to maternal health services in Lao PDR”.で、ラオス国の母子保健サービスに社会的・経済的格差が影響していることを明らかにした内容で、ラオス保健省の共同研究者とともに実施したものです。現在発表内容は国際学術誌への掲載を目指して論文の作成が進められています。



佐藤慈さんラオス国家保健研究フォーラム・ベストポスター賞受賞

佐藤慈さんラオス国家保健研究フォーラム・ベストポスター賞受賞

 2016年9月にMSc(保健学修士)を取得し卒業された佐藤慈さんは、同年10月27日~28日にラオス国サワナケート県で開催された保健フォーラム(10th National Health Research Forum, Lao PDR)にてポスター最優秀賞を受賞しました。ラオス国では、特に僻地村落に住む少数民族の間で、妊娠や出産に伴う健康問題が多いことが長年の課題となっています。そのため、ヘルスセンターなどにおける施設分娩が推奨されています。佐藤慈さんは保健学研究科在籍時に、ラオス国の僻地に滞在し、施設分娩を妨げている要因を解明するための研究を行いました。この度、佐藤慈さんはこの研究成果をポスター発表しました。投稿された50以上のポスター発表の中で、最も優れたポスター発表として、フォーラムの主催者から表彰されました。佐藤慈さんは平成28年9月に保健学研究科(国際地域保健学分野)を修了されました。現在は、国際地域保健学教室の研究員として、JICA草の根プロジェクトの開始準備に従事されています。12月からは、NPO法人アジア保健教育基金の現地派遣スタッフとして、プロジェクトを推進しています。

ラオス保健省公衆衛生研究所所長スラサイ氏より賞状を渡される佐藤さん

 


産後ケアに関する研究

産後ケアに関する研究

 地域保健研究の一環として母子保健研究を展開していますが、2017年3月には産後ケアについての認識をサービスプロバイダーおよび住民それぞれに対する調査を行いました。産後ケアについてはその必要性は保健医療スタッフに認識されていますが、それを実施するスキルが十分とはいえません。施設分娩率が上がっている中で、産後直後のケアは十分に実現性は高いと考えられ、AHEFが実施するプロジェクトへの盛り込みを提案しまsた。

インタビュースキルを磨いている留学生のチョイ氏、
卒論を実施している谷口さん、熊埜御堂さん、
卒業生でアジア保健教育基金の現地派遣員の佐藤さん
 

琉球新報に掲載されました。「地域と共に予防策立案 ラオスのマラリア激減」

ラオスでのマラリア対策事業について琉球新報に掲載されました。(2016年7月29日付)
「地域と共に予防策立案 ラオスのマラリア激減」
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-325516.html

ゼロマラリア賞をいただきました。



僭越ながら本日世界マラリアの日(4月25日)にあわせてゼロマラリア賞をいただきました。マラリア対策事業に現場で貢献された多くの人たち、マラリア対策研究に協力してくれた多くの友人・同僚・学生さんたち、御指導いただいた諸先輩がたに感謝いたします。また賞をいただいたNo More Malaria Japan様のマラリア対策への貢献について感謝いたします。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000010063.html